転んで、立ち上がって、寝る

毒親、不安障害やパニック障害、HSP疑惑、生きづらくて奮闘するが、空回り気味の人

パニック発作を気にせず旅行するためには、どんな準備をしたらいいの?

旅行はしたいと思うし、旅先にもあこがれると言う方もいるでしょう。

 

しかし、パニック発作が起こると嫌だから遠出はしないようにしている方は多いようです。

 

そんなパニック発作が起こる事が気がかりで、思うようにやりたい事をやれない人に向けて、私自身が海外に行くためにやってきたことをお伝えしたいと思います。

 

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どんな準備をしたらいいのか?

 

抗不安薬はすぐに取り出せるようにしておきます。取り出しやすい鞄のポケットやパスポートケースに入れておきます。抗不安薬があると言う安心感があるだけでも、不必要に不安に駆られなくてすみます。

 

旅行先は自分で決めるようにします。誰かの意見に流されて旅行先を決めては行けません。誰かが決めてしまうと下調べがおろそかになりがちになります。

誰かと行くならば、一緒に行く人としっかりと下調べをします。

旅行先の安全情報や危険な地域、犯罪発生率などを調べておきます。これは、諸刃の剣となり得ますが、情報を知っておくことである程度安心できます。また、泊まるホテル周辺の医療施設などを知っておくのも安心できます。

 

・旅行前はしっかりと寝るようにします。寝れなくても、とにかく横になっておきます。睡眠が足りないと発作が起きやすくなるからです。睡眠薬がある方は、医者の指示の元、使用します。

 

・荷物を重くしすぎないようにします。あれもあったらいいかも、これもあったらいいかもと色んなアイテムを準備しすぎないようにしましょう。あまりに重い荷物は運ぶのが大変ですし、運ぶときは力を使いますから、筋肉の疲労が激しくなります。不安障害やパニック障害の人は、首、肩、腰、背中、お腹周りがかなりこっているので、不必要に力を使うと呼吸が辛くなりかねません。

 

一週間の旅行ならば、下着以外はトップとボトムを3着ずつにするなどします。ホテルでお洋服を洗うのも良しですし、現地で時間を取ってコインランドリーを利用するのもありです。

 

それでも、時間がもったいないと感じるならば、必要枚数分のお洋服を持っていきます。

 

・自分の気分が落ち着くようなアイテムを持っておきます。好きな香りがするものや、音楽、本などのアイテムを準備しておきます。

 

・一緒に旅行に行く人はしっかりと選びましょう。ハメをはずすタイプだったり、すぐにネガティブな事を言う人、あなたが苦しんでいると慌ててしまう人、冷たい反応の人、自分の世界に入り込んでしまうような人と行くと安心できないかもしれません。

慣れない土地に行くと、普段はしないようなミスをしたり、トラブルが起こったりするものです。冷静で落ち着いていて、温かく、パニック発作にも理解がある人を選ぶといいです。(なかなか条件が多いですが・・・)

 

・旅行の予定を詰め込みすぎないようにします。色んなところに行くと楽しいかもしれませんが、休む時間が少ないと疲れが出てきます。疲れると発作が起きやすいので、とにかくゆっくりと休める時間も予定に入れておきます。

 

現地語の「おはよう」「こんにちは」「ごめん」「ありがとう」だけでも、言えるように覚えておきます。グーグル検索するだけでもすぐに出てきます。

 

・服装を現地の気温や気候に合わせること。しっかりとその土地の気温を調べておきます。特に前日に現地の気温を見ておくことです。気温が暑すぎたり、寒すぎたりしても、体にものすごくストレスがかかります。また、呼吸を司る神経は温度の変化も感知しているところのすぐ近くにあるので、呼吸に影響を与えます。(暑いときに犬が舌を出して、温度調節をしますが、呼吸が非常に浅く、ヘッヘッへと息を吐いているのを見たことがあるでしょうか?)

 

 

・日本の食品を持っていく。どんな食べ物も口に合うと言う人ならばいいのですが、苦手な食材を使っているような食事が多い場所に宿泊すると、しっかりと食べられない場合もあります。

また、食事が甘すぎるとか、辛すぎるものばかりだと、あまり脳にはよくありません。脳が興奮しすぎてしまい、ホルモンのバランスが崩れてしまいます。そのような食事はできるだけ少量にしておきましょう。

私自身は現地の食事を食べたいので、食品を準備していくことはありませんが、人によっては、おかゆなどがあるとほっとする事もあるようです。

 

旅行することがパニック障害の克服のきっかけにもなるかも?

 

私自身の話にはなりますが、私はアメリカに住んだことがあります。その時はパニック障害になってから、1年と半が経った頃でした。

 

パニック発作と言うのは、以前発作を起こした場面を想像してしまったり、自分が自分の事をどうにも出来ないと言う状態に陥った時に、不安になりパニックを起こして、過呼吸になります。

 

その事を考えたとき、じゃあ、今まで住んでいたところと違うところに行けばいいんじゃない?と思いました。

 

住んだことが無い場所の事は想像しても、想像し切れませんから、一瞬不安になったとしても、その不安を長く持ち続けることは出来ません。

 

だって、住んだことが無い場所の事は何も知らないのですから。あまり決め付けて想像しても意味が無いのです。

 

むしろ、知らない場所だから知りたいと思うようになりました。

 

それに、発作を起こしてもどうせ30分程度で終わるから、まぁ、いっか。

 

旅の恥は何とやらでいいや。

 

そう思いました。

 

そして、上記の様な準備をした上で、旅立ちました。

 

結果的に私の人生で非常にプラスになりました。

 

以前にもその記事を書いたのですが、よろしかったら読んでみてください。

 

velabro.hatenablog.com

 

色々と書きましたが、慎重になりすぎてやりたいことが出来ないと言うのは、大損です。

 

自分の体調や精神状態を考慮に入れつつ、慎重になってもいいから、やりたい事を出来る範囲でしていきたいものです。