転んで、立ち上がって、寝る

毒親、不安障害やパニック障害、HSP疑惑、生きづらくて奮闘するが、空回り気味の人

いじめ(暴力)の加害者は保護されるべき

子供同士の暴力行為は、「いじめ」と言う言葉を使われることが多いが、ここでは、パワハラモラハラ、セクハラに当たる言葉は、すべて「暴力」と言う言葉を使う。

 

小・中学生で暴力を行う側の人間、加害者は保護されるべきと言うタイトルにしたが、このタイトルは非常に反発の多いものだろう。

 

では、どのように加害者は助けられるべきと言えるのか?

 

変な親の元に育った加害者

 

前提として子供は親の影響をもろに受けて育つ。

 

いい親の元で育てば、子の資質によるところはあっても基本的には、人道から外れる事はそうそうないだろう。

 

しかし、親が暴力的、支配的、無責任などと言った特性を示すような人であれば、子供もそうなる可能性が高い。いい手本を一切学ぶことが出来ないから。

 

人道的に何かがおかしい親もと言うのは存在する。でなければ、世の中に逮捕される大人などいない。

 

親以外の要素でも、加害者の周辺環境が荒んでいれば、大人のいい手本を見る機会は無く、子供自ら良い道を選ぶことは難しい。

 

このため、加害者の子供は何らかの形で保護を受ける必要があると考える。

 

加害者の食と健康

 

では、加害者はどんな保護が必要なのだろうか?

 

まず、「食」と「健康」の面での保護である。

 

食が人の精神に影響を与える事は、健康についての情報に詳しい人ならわかるだろう。

 

例え、健康に詳しくなくても、おいしいものを食べれば、「幸せ」と感じ、おいしくないものを食べれば、気分が下がる事は体感したことがあるだろう。

 

しかし、食と健康は、ただ、おいしい、おいしくないの話だけではない。

 

糖質‐砂糖の精神への影響

 

砂糖などの甘味料がたっぷりと使われた食べ物を食べ過ぎれば、血糖値が上がり、そしてまた下がると言う変化が体内で起こる。これを血糖値スパイクと言うが、これを頻繁に繰り返すと精神を狂わせる。

 

気分が下がったり、気分が変に上がったりと気持ちに落ち着きが無くなり、不安になったり、衝動的になったりする。

 

そして、多くの犯罪者、特に「キレる」タイプの衝動的な犯罪者はやたらと甘い清涼飲料水を飲んでいたと言う記録がある。

 

塩分足らずはエネルギー足らず

 

塩分は控え目にしろと言われがちだが、塩分が少なくても、体は元気が出ない。なぜなら、血液が体内を巡る速度が遅くなり、かつミネラルを細胞に補充出来ない。

 

そのため、血圧が低く、エネルギーが少なく、だるいと言った症状が出やすい。

 

特に若い時は代謝もいいし、学校の体育のプログラムで動くだろうしでミネラルをよく消費する。

 

だから、塩分をしっかりと補充できる様な食事をする必要がある。

 

しかし、塩分と言っても、どんな塩でもいいわけではない。

普段から天然塩を食卓に取り入れていなければならない。天然塩には、ミネラル分である、マグネシウムカリウム、カルシウムが含まれている。どの成分も血液に含まれている。

 

そして、これらの成分は細胞のエネルギー代謝をする時に使われるものなので、摂取が必須のミネラルである。

 

これらが無ければ正常にエネルギー代謝できず、体はだるく、太りやすく、頭はボーっとしがちになる。

 

もしも、甘いものばかりを摂取し、良い塩分を摂る機会が少なければ、さらに非常に精神が不安定な人間になる。

 

ちなみに大人が高血圧気味と言う理由で、子供にも大人と同じ少量の塩分しか与えないケースがあるが、大人と子供の体を同じようにとらえてはいけない。

 

(ここでは述べないが、高血圧の誤解と言おうか詐欺と言おうか迷うが、高血圧についてももう少し、知ってみるべきだ)。

 

食事への関心は、愛情の度合い

 

非行に走る子供達の食生活は非常に荒れていると言う報告がある。好きなものだけを食べさせたり、反対に、非常に栄養に乏しい食事だけを与えられているようである。

 

それは、親が食に無関心だからとも言えるが、それ以前に子供の健康に無関心だからだ。

 

愛情深い親たちは、例え自分が若い時に褒められる様な食事をしていなかったとしても、子供が出来たと言う時点で、食について学び始める。

 

そのような親たちでさえ、子供の心身を完璧に保つことなんて難しいが、食に全くの無関心で栄養の無いものばかり食べさせられている子供達よりは、はるかに親からの愛情を受けていると言う感覚を得る事が出来る。

 

しかし、非行に走る子たちはその感覚が薄い。

 

食と言う労りの行為を経験していない。

 

だから、他者を労ると言う感覚を学んでいない。

 

思春期に入って恥ずかしげもなく、勢いだけで非行に走る様な子たちはとても改心する未来が見えないように思える。

 

だが、何かしらの手を打つしかない。

 

結局のところ、それは加害者の生活を一変させてしまう事である。

 

環境を変化させる

 

加害者の環境を変えてしまうと言うのは一見、思いやりが無いようにも見えるだろうが、そもそもまともに愛情を示されず、好き放題させられている加害者はかわいそうだ。

それなら、愛情を与えない親たちから離れて、愛情深い者たちと交流すること、そして、温かい食事をきちんと食べる事である。

 

刑務所(少年院)では愛情を与えるものがいるかは分からないが、少なくとも食事事情は非常にいいと言う風に聞いている。

 

そのようなところで一度、食生活だけでも変化が与えられればいいのではないかと思ったりする。

 

刑務所(少年院)ならば決まった時間に消灯、就寝、起床と言う生活リズムもある。

 

生活リズムが狂うだけでも、精神的にはまだ発達段階の子供の体と精神は、不安や悪感情になやまされやすいので、理想的な生活リズムを取り入れるのは良い手である。

 

しかし、それでも非行に走りたいと言う欲求があるならば、それは、そもそもの道徳、倫理観などを教えられていないとも言える。

 

もしも、道徳や倫理を知ってはいても、そんなのどうでもいいと言うようなのは、結局、そもそもの人間性の問題である。分類的には、自己愛の歪んだ人格なので、お手上げ状態になる。

 

そうなると、周りの人間がこのようなものに近づかないようにする以外に無くなる・・・

 

どのようなパターンであれ、暴力の加害者側にも未来があるのだとしたら、保護されるべき。

 

最後に

 

2021年の雪解けの時、旭川で起こった少女の殺人事件?と言う痛ましい話を聞き、何かしら思いを共有できればと言う思いで書きました。こちらでは、その詳細を書くことは、私にとってはとても痛ましく書くことはできません。