転んで、立ち上がって、寝る

毒親、不安障害やパニック障害、HSP疑惑、生きづらくて奮闘するが、空回り気味の人

HSPが自分の事を理解していないと何も得られないどころか色々なものを失う

 

 

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HSP(ハイリ―・センシティブ・パーソン)が一般論に縛られてしまうと、何も得られないどころか、色んなものを失う。

 

HSPの特徴は神経が非常に敏感である事。そのために、様々な刺激が頭や心の中に入り込んでしまいやすい。

 

子供の頃から、神経が敏感である事で自分の事を自分でケアできていればいいのだが、たいていの場合はHSPで無い親から育てられることになる。

 

そう。

 

人口の80%を構成するHSPでない人、非HSPの親に。

HSPは人口の20%だ。

 

そうなると、一般論を使って物事を教えられる。これがとてつもなく賢くて優しい親で、かつ気の利く人ならばいいのだが、HSPについて知らない親に多くの事を求める事も出来ない。

 

かくしてHSPは一般論に自分を合わせて生きていくことになる。

 

そして、自分の人生のどこかで、自分の人生のどこかがおかしいと感じる事になる。

 

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自分を理解するためには一般論は考えに組み込まない

 

自分の性格、気質、性質、これらの認識が甘いと、自分に合った生活が出来ない。

 

だから、人が集まって遊ぶときに関して言うならば、「人がたくさんいるほど楽しいよね」が一般論だ。

 

しかし、私としては、この一般論は当てはまらない。私にとっては、最大4人くらいまでが心地良い関係性を築ける人数だ。10人も20人も人がいる所でわいわいするのは、苦手で非常に疲れてしまう。

 

それでも、私が自分はHSPなのだとは知らない間は、「大人数で遊ぶことに慣れればいいのよ」とか、もっと悪く考えると、「人が増えるほど嫌だと感じるなんて、排他的なんじゃないかしら」と自分の考えをジャッジしてしまっていた。

 

自分自身を知らずに、自分をジャッジする考えは罪悪感が心に根差してしまう。

 

どこかで自分は悪いことをしている気になってしまう。

 

一般論を基軸にして、自分の考えをジャッジして考えてしまうと本当にいらない事で気疲れしてしまう。

 

世の中には、一般論は当てはまらない人は大勢いる。

 

人種、文化、習慣、育ち、貧富の差、教育、世代、性別、土地柄、本当に様々な要因が人を作り上げる。

 

だから、すべての人は同じであって、まったく同じではない。

 

そこで、一般論をすべての人にあてはめ、自分にもあてはめてもうまく行かないこともある。

 

一般論と言う言葉だけを聞くと、何が一般論なのか分からなくなるだろうから、例えとしては、

 

‐ 一般的には、朝昼夜しっかりと食事をする方がいい。

‐ 一般的には、夜には寝るものだ。

‐ 一般的には、7時間も寝れば充分。

‐ 一般的には、男は酒が好き、女はスイーツが好き。

 

これらの「一般的には・・・」に当てはまる人は多いだろうが、当てはまらない人もいる。

 

‐ 朝は食事を摂れない人もいる。

‐ 夜型人間で、夜の方が頭がさえて仕事ができる。

‐ 寝る時間は、意図的に7時間に収めているのか、それとも、仕事の関係上7時間なのかによって変わる。また、女性だとホルモン変化でもっと睡眠時間が必要だったりする

‐ 男でも酒を代謝できなくて飲めない人もいれば、女性でもスイーツが苦手な人がいる。

 

「ああ、そうそうこういう人いる」と思わないだろうか?

自分自身がそうかも知れない。

 

もしも、一般的にはこうだから、自分もこうでなくてはならないと言う考えに引っ張られてはいないだろうか?

 

だとしたら不幸だ。

 

だって、一般的にはこうだからに縛られると、自分の体が欲しているものを避け、欲していないものを取り入れてしまう事になる。

 

自分は実はもっと寝たいと願いながら、一般論に合わせて睡眠時間を短くしていたり、朝ごはんは食べたくないのに、無理矢理食べている人もいるだろう。

 

このような調子でいくといずれ体を壊す。

 

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なぜなら体のニーズに答えられていないからだ。

 

自分を理解しない事は、負の連鎖を作る

 

私はHSPだ。

 

HSPの特徴として物事に対するアンテナが敏感と言うものがある。

 

  • だから、大勢の人が集まった時には、あの人は楽しんでいる、楽しんでいない?
  • あのグループ声が大きくて圧倒されちゃう。
  • 音楽が煩わしいほど音量が高くて、私が話をしている人の声が聞こえづらくて辛い・・・
  • もう少しくつろぎたいけど、人が多くてくつろぐ姿勢に入れない。
  • みんなに話しかけなきゃ・・・。この人はこの人としゃべっているから、後で。あ、この人はしゃべれそうだけど、苦手な人だ・・・

 

色々と気をもんでしまう。だから、すべてが終わった時には、首筋がピンと張りつめて筋肉が硬い。

そして、頭痛がする。

 

そう、体が「気を張って、張りまくりました」と訴えるレベルで神経が張りつめてしまう。

 

これを何度か繰り返すと、疲れ切ってしまい、エネルギーを他の事に向けられなくなるため、たっぷりと一人でいる時間を取り、たっぷりと寝なければならない。

 

しかし、仕事をしていると休日が終われば、人と関わる仕事に行くことになる。

 

本当は3日から1週間は世間から離れていたいのに・・・

 

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人と会うたびに多くの休息期間を必要とするのは現実的に思えず、それをしないでいると精神的に疲れ切ってしまう。

 

精神的に疲れてしまってはポジティブに何かを考える事が難しくなる。

 

そしてネガティブな影響が体に表れだす。

 

体には脳も含まれる。

 

自分に合わない事をしていれば、いつか無理がたたって、精神的にやられてしまう。

 

精神的にやられていると言う事は、体は実はもっと辛い思いをしているとも言える。

 

それが顕著に表れるのは、原因不明の自律神経失調症や肩や首のコリだったりするのでは無いだろうか。

 

そしてひどい場合ここから負の連鎖が始まる。

 

体調不良から仕事が辛いと言う気持ちが始まり、失敗が増える事もある。

 

この段階で休みを取る事が出来ればいい。

 

それが出来ない状態だったら?

 

さらに状態は悪化し、さらに他の病気を招く。

 

病気の治療には時間とお金がいる。

 

本来ならば、遊びや学びに使えたはずの時間とお金だ。

 

それらが出ていくことになる。

 

(病気を学びと考えられるなら、それが良い)

 

このような事を考えると延々とネガティブな連鎖が続くことになるのでやめる。

 

自分を知る事が人生を幸せにしてくれると思っている。

 

自分の性質がHSPである事が分かったのなら、HSPに合った人生を送ればいい。

 

無意識にそれを理解して、HSPに合った人生を送っている人もいる。

 

そういう人は幸いだ。

 

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